コンピュータ受(CBT受検者
マイページ

ペーパー受(PBT受検者
マイページ

合格者へのインタビュー

【第129回技術英語能力検定】
プロフェッショナル合格者インタビュー

2022年6月実施、第129回技術英語能力検定プロフェッショナルで、見事プロフェッショナルとして認定された3名の方に「受検の動機」や「受検に向けての学習法」等についてインタビューしました。

第129回技術英語能力検定 
プロフェッショナル合格者 

大原 陽子さん
株式会社パソナ
  • 受検の動機を教えてください
  • 技術英検「プロフェッショナル」を受検したのは、2022年6月まで毎月開催されていたJSTC主催の技術英語セミナーで学んだことを、正しく理解し、自分の英文に反映できているかどうかを確認するためです。
  • どのような学習法で合格を目指しましたか。
    また、何を教材としましたか?
  • パソナの派遣社員として、企業で翻訳の仕事をしています。
    英語力を向上させるため、2016年、独学で旧工業英検2級に挑戦し、合格しました。

    しかし、旧工業英検1級のレベルには到底及ぶものではなく、これ以上はプロの翻訳者に直接指導して頂くのが一番の近道と判断しました。

    翌年、意を決して上記のセミナー(東京会場)に初めて参加してみたものの、周りの参加者(高い英語力を持つキラキラした都会のヒトたち)に比べ、田舎から出て行ったことも相まって自分の英語力の低さに完全に尻込みしてしまい、忙しさを言い訳にそれきりに。ですが2018年、「できないからこそ教わりに行くのだから」と開き直り、それからはどれだけ間違えて恥ずかしい思いをしてもほとんど全ての回に出席しました。

    今思えば、逆に間違えた方が講師から様々なアドバイスを頂くことができ、記憶にも残り、勉強になって良かったのです。英文科を出ていない私の英語力、特に文法の知識は、記憶も怪しい高校卒業程度でしたので、回を重ねるにつれて飛躍的に(と自分で書いてしまうくらい)向上しました。

    プロの翻訳者である講師のリライトは毎回圧巻で、また、どんな些細な質問にも答えて頂けました。

    その回答の中には翻訳の知識やヒント、翻訳には必須の英語圏の文化・慣習などが随所に散りばめられており、非常に勉強になりましたし、何よりも、褒め上手な講師と、セミナーで知り合った幅広い年齢層、職業の勉強仲間のおかげで学びが楽しくなりました。

    セミナー以外の学習法の一部をご紹介しますと、これまでにJSTCの添削講座「英語長文要約問題対策講座」を3期、「テクニカルライティングマスター講座」を1期受講しています。

    また、私が所有する中でも"一軍"の教材は、これまでのセミナー資料、添削講座資料に加えて、旧工業英検過去問(4級から勉強しました)、技術英検過去問、「工業英語ハンドブック(現在は技術英語ハンドブック、事務局追記)」「これなら通じる技術英語ライティングの基本」「速攻!英文ライティング」「技術英語ジャーナル(2022年6月号をもって休刊、事務局追記)」における各講師の連載、「表現のためのロイヤル英文法」、各種スタイルガイドです。

    「理工系学生が会社に入る前に読む英語の本(在庫なし、再販予定なし)」は、完全に文系の社会人の私にとっても、技術英語の学習を本格的に始める際の良い指針となりました。Nature、Popular Science、Scientific Americanの記事や動画も勉強になります。さらに、総合的な英語力の向上にはリスニングとスピーキングも重要なことから、オンライン英会話を週5日ほど受講しています。使用している紙の辞書は、講師おすすめの「ジーニアス英和辞典」「アドバンストフェイバリット和英辞典」です。

  • 合格者としての抱負は?
  • 今回の合格はあくまでも一つの通過点で、次の目標は文部科学大臣賞としました。

    目標は英語力の更なる向上ですので、学習に終わりはなく、また自己研鑽に努めるのが派遣社員である私には必要な要素です。

    また、技術英検は、翻訳実務に直結する試験です。長年派遣として働いておりますと、企業のご担当者様に、翻訳者を追加募集したいが募集要件に何と書くのがいいか、とご相談を受けることがあります。その時私は必ず「即戦力が欲しいのであれば、技術英検セミプロフェッショナル(又は工業英検2級)以上を取得していること」とお答えします。そのくらい、学習すればするほど、翻訳力が身に着く試験だからです。即戦力になる翻訳者が増えるよう、これからも技術英検を企業と英語学習者の両方に広めていこうと思います。

第129回技術英語能力検定 
プロフェッショナル合格者 

大栗 紀子さん
株式会社ユー・イングリッシュ 翻訳部
  • 受検の動機を教えてください
  • 普段は特許翻訳をしておりますが、やや特殊な特許の英語だけでなく、汎用的なテクニカルライティングを 学び直したいと考えました。
  • どのような学習法で合格を目指しましたか。
    また、何を教材としましたか?
  • 2回の不合格を経て、3回目の挑戦でした。
    これまでの大きな敗因は試験時の「時間切れ」でしたので、今回は解答スピードを上げる対策を重視しました。具体的には以下の3点です。
    • 1.旧工業英検3・4級用の「工業英語ハンドブック」(「技術英語ハンドブック」の旧版)をどこにでも持ち歩いて眺めました。瞬発力向上に役立ったと思います。
      表現を覚えたり、技術的な内容を学んだり、「私 ならこう書くかな」と別解を考えたりするなど、いろんな角度から使えます。
    • 2.NewsweekのウェブサイトのTech & Scienceの記事を速読して頭の中で内容をまとめる練習をしました。
    • 3.試験本番では、解答の完成度よりもスピードを重視しました。
      辞書を引く回数を最低限に抑え、途中で 見直したい気持ちも抑え、今回初めて最後まで解答することができました。
      勉強の方針を立てる上で、旧工業英検1級の対策本「工業英検1級のすべて:合格者が語り、指導者が明かす(絶版)」が参考になりました。協会の先生方と合格者の両方の立場からの情報が得られます。
    上記3点は すべてこの本を参考にしたものです。
  • 合格者としての抱負は?
  • 翻訳者として進歩し続けられるよう、学び続けようと思います。

第129回技術英語能力検定 
プロフェッショナル合格者 

薗田 研一さん
MHI NSエンジニアリング株式会社 経営管理部部長
  • 受検の動機を教えてください
  • 長年プラント輸出営業業務を通じて英語での技術コミュニケーションに携わってきましたが、これまでの経 験を目に見える形にするとともに、他人に教えるレベルに達するまでの訓練の機会として受検しました。
  • どのような学習法で合格を目指しましたか。
    また、何を教材としましたか?
  • JSTCのプロフェッショナルレベル対応①長文要約対策講座、②テクニカルライティングマスターの2つの添削講座を受講しました。この他、中山裕木子著「技術英語の基本を学ぶ 例文300」(研究社)、福岡俊道・M.Rooks共著「ネイティブスピーカーも納得する技術英語表現」(コロナ社)を精読しました。
  • 合格者としての抱負は?
  • 今後は、技術系人材の英語コミュニケーション力向上をサポートすることにより国内製造業のグローバル展開や国際競争力維持・向上につながるような仕事が出来たら良いと考えています。
検定を受ける 技術英語を学ぶ