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第126回技術英検プロフェッショナル 合格者の学習法 #4

「第126回技術英検プロフェッショナル」において、見事プロフェッショナルとして認定された4名の方に
「受験の動機」や「勉強法」等についてお話をうかがいました。

順番にご紹介してまいりますので、ぜひご一読いただき、学習のご参考、モチベーションアップにお役立てください。

第126回技術英検プロフェッショナル 認定
鈴木 陽太 様(名古屋大学工学部4年生)

 問1.受験の動機を教えてください

現在大学4年で、大学院への進級を目指しています。
大学院では英語で論文を書く必要があり、技術英語の能力を身につけるため、昨年から勉強を始めました。
(プロフェッショナル受験に先立ち)今年1月に技術英検1級を受験し、合格していました。

※現役の大学生の合格は「旧:工業英検1級」時代にも例がなく、大変な快挙といえます。

 問2.合格までの道のりや学習法について教えてください

技術系英文ライティング教本」(中山裕木子著、日本能率協会マネジメントセンター)を用いて3Cなどの重要事項について学習しました。
またこれと並行して、大学で開講されているレベルの高いライティングの講義を受講し、学んだ知識を実践的に用いて勉強しました。

他に使用した英語の教材としては、「最短ルートで迷子にならない! 理工系の英語論文執筆講座(西山聖久著、化学同人)、「英検分野別ターゲット 英検1級長文読解問題120(旺文社)があります。
後者は主に問1の要約問題の対策に使用しました。

大学のライティングの講義は、講義時間にディスカッションを行い、そのテーマに関するライティングの課題が与えられ、提出後に教員からのフィードバックを受けられる少人数講義です。必要があれば、前に書いた文章をリライトすることがあります。

難しいと感じた問題は、問3の日本語の文章を要約して英文にする問題です。
日本語の文章と英語の文章は文法や段落の構造が異なるため、上記の「技術系英文ライティング教本」を参考にして、文単位の翻訳ではなく意味に応じて文の区切り位置を変える練習により対策をしました。

 3.合格者としての抱負

私は、中学・高校の頃から英語は得意ですが、留学経験や海外在留経験はありません。

大学院入学後にも、3Cを意識して論文を書くなどの工夫により、研究者としての実績を国際的に認められるようになりたいと考えております。

理工学系の大学生、特に大学院への進学を目指す学生にとって、技術英語は非常に重要なものであるため、今後大学等との連携を強化していただければと思っております。