「技術英検」とは
「技術英検(技術英語能力検定)」は、英語文書作成力を客観的に評価する、国内唯一の資格です。
4技能が要求される他の検定と比べ、文法的に正確で、明確・簡潔(技術英語の3C:Correct, Clear, Concise)な表現の要件を満たした英語力が求められます。
すなわち、特に理系・技術系を専門に学ぶ学生、職業とするビジネスパーソンにとっては、学問/仕事に直結する技術的な文書(取扱説明書、仕様書、論文、規格等)のスタイルの違いの理解につながる、専門直結の英語を身につけることができる英語検定です。
また、技術英検で求められる「3C」の適用範囲は、理系・技術系にとどまりません。
ビジネスメールや英文社内文書、議事録、プレゼンテーション資料など、すべてのビジネスパーソンが日々扱う、あらゆる分野の英語文書作成力の向上に、ぜひ、技術英検をお役立てください。
技術英検の3大特徴

業務直結「英語文書作成力」を評価する
「技術英検」は、「英語文書作成力」を「技術英語の3C(Correct, Clear, Concise)」の視点で評価する検定です。
英語は国際ビジネスの公用語です。「英語がペラペラ」という表現が示すように、多くの日本人は「英語=英会話」を想起します。しかし、ビジネスが会話だけで動くことはありません。必ず「文書」が介在します。
eメール、プレゼン資料、議事録、仕様書、マニュアルなど、ビジネスに直結する「英語の文書作成力」を「正確に、明確に、簡潔に」の視点で評価するのが「技術英検」の最大の特徴です。
「技術英検」概要について
級 | 対象 | 求められるスキル | 合格基準 | 検定料 | 実施時間 |
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プロフェッショナル |
対象 実務で科学技術分野を含む英語文書作成に携わる方 技術者・研究者 英語論文の執筆に携わる方 実務翻訳者 特許/知財翻訳者 |
求められるスキル 技術英語の3Cを理解し、正しく、明確に、簡潔に書くことができる。 実務文書の種類(マニュアル、仕様書、論文、eメール等)に応じてスタイルが異なることを理解しており、正しく使いわけることができる。 |
合格基準 合計で75%点以上の正解(150点以上)※ただし、得点が50%未満の解答が1問でもあると、合計得点に関わらず不合格 |
検定料 ¥17,000 |
実施時間 14:00~16:00 (120分) |
準プロフェッショナル |
合格基準 合計で60%以上の正解(120点以上) |
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1級 |
対象 ビジネスパーソン 技術者・研究者 科学技術分野の英語文書作成に携わる方・興味のある方 技術英語に興味のある生徒・学生 技術者・研究者を目指す生徒・学生 |
求められるスキル 科学技術に関する英文を読むことができる。3Cをベースに、英語実務文書の要約、議事録、eメール等の短文が書ける。 |
合格基準 合計で60%以上の正解 (120点以上) |
検定料 ¥9,000 |
実施時間 12:20~13:40 (80分) |
2級 |
求められるスキル 科学技術英語の語彙力があり、構文・文法を理解している。 |
合格基準 合計で60%以上の正解 (120点以上) |
検定料 一般受験¥6,900 団体受験 ¥6,400 |
実施時間 10:50~12:00 (70分) |
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3級 |
求められるスキル 科学技術英語の基礎的な語彙力があり、構文の基礎を理解している。 |
合格基準 合計で60%以上の正解 (120点以上) |
検定料 一般受験¥3,600 団体受験 ¥3,500 |
実施時間 9:30~10:30 (60分) |
※検定料は税込価格
旧「工業英検」からの変更ポイント
1.検定名称の変更
「技術英検(技術英語能力検定)」 ← 「工業英検(工業英語能力検定)」
2.級の名称変更
【新】 【旧】
技術英検プロフェッショナル ← 工業英検1級相当
技術英検準プロフェッショナル ← 工業英検2級相当
技術英検1級 ← 工業英検準2級相当
技術英検2級 ← 工業英検3級相当
技術英検3級 ← 工業英検4級相当
詳細は「試験レベル・内容(技術英検)」をご確認ください。
3.「技術英検(技術英語能力検定)」英語表記について
English Technical Writing Test (変更なし)
・プロフェッショナル: Professional Level A
・準プロフェッショナル: Professional Level B
・1級: Advanced Level
・2級: Intermediate Level
・3級: Preliminary Level
旧「工業英検」合格者の資格表記について
旧「工業英検」合格者が保有資格は、「工業英検〇級」となります。
この場合「技術英検〇級」と表記することができませんので、履歴書、エントリーシート等に記載される場合ご注意ください。
合格証明書を発行する場合も「工業英検〇級」の表記になります。