2019年度に新規開催された「指導者養成基礎コース」の第1期生として講座を修了され
現在フリーランスの翻訳者として活躍されている 本田紀子さん に、工業英検1級合格までの動機、学習法と
当コースを受講した感想についてインタビューしました。ご一読ください。
工業英語検定1級合格まで
問1.1級受験の動機を教えてください
フリーランスのヨガ通訳者を10年ほど継続するうち、解剖生理・代替医療・インド哲学など専門的な内容を訳すようになり、英語論文等をもっと読めるようになったり、ライティング力を上げたりするにはどうすればいいのかを探し始めた時に「工業英検」を知り、1級を目指しました。
問2.1級合格までの道のりや学習法について教えてください
2級合格後に平野先生・中山先生のセミナーに参加させていただき、先生方が自由自在に繰り出される技術英語の凄さに激しく圧倒されたことが、最大のモチベーションになりました。
2019年2月末の2級合格発表後、
1級に向けての受験勉強スタートは同年3月半ばで、試験日までは2ヶ月半しかありませんでしたが、セミナーで拝見した先生方のお姿を思いながら、睡眠時間を削って深夜早朝にライティング練習を大量に行いました。
自分の意気込みと独学の孤独が強過ぎて、試験前日は受験自体をやめようかと思うほどメンタルに来ましたので、これから受験なさる方には、オンラインセミナー等を活用なさって、人とのつながりの中で勉強されることをオススメしたいと思います。
教材は、平野先生や中山先生のご著書、工業英検の過去問を中心に勉強しました。また、ACSスタイルガイドと辞書4種類を使用しました。
▷科学技術英和・和英辞典- 技術用語に慣れるため
▷語源辞典- 覚えにくい単語の成り立ちを脳に印象づけて忘れにくくするため
▷電子辞書- 数十冊の辞書を素早く串刺し検索するため
▷各種英英辞典- 英語の細かいニュアンスを学ぶため
という感じです。
問3.合格者としての抱負は?
実務に直結する「技術英検」は、受験勉強の段階からすでに何もかもが今後の役に立つ有益な資格試験です。
自分は学歴も職歴も理系ではなく、留学経験も科学技術の専門知識もなく、2人の子供の育児中に独学でどこまでやれるか、手当たり次第の試行錯誤でしたが、
素晴らしい先生方のご著書で勉強し、セミナーで指導を受ける機会に恵まれ、多くを学びながら仕事の幅を広げるきっかけをいただきました。
今後は、自分の経験を「技術英検」を目指される方のお役に立てることができれば幸いです。これからも引き続き精進したいと思います。
問4「指導者養成基礎コース」を受講して
・プログラム内容について
一般的な英語資格試験とは一線を画す例文の数々で、技術英語の学習方法を徹底して掘り下げることができ、なおかつそれを指導するための講義実習や添削実習、先生や同期の皆さんからのフィードバックもあり、非常に充実したバランスの良い内容です。
・セミナーテキストについて
今後、技術英語の指導をする際に必要なことは全てわかりやすく網羅されているため、講座修了後に即戦力として活かせるテキストです。
「現代英文法講義」など、信頼の厚い参考文献リストも大変ためになります。
・講師について
福田先生の柔らかく軽やかなお人柄に魅かれ、毎回あっという間の実りある講義でした。質問もしやすく、のびのびと学ばせていただき、たくさんの励ましをいただきました。(個人的には、例文の内容をきっかけに福田先生もヨガをなさることを知り、信頼感も親近感もいっぱいの恩師です)
・同期の仲間について
ずば抜けた頭脳と専門性、あくなき向上心と探究心、英語力もお人柄もピカイチのお仲間に恵まれ、和気あいあいの全6回は過ぎていくのが名残惜しい半年間でした。これからも繋がっていたいと思える大切な皆さんです。
・現在の目標、抱負
これからも技術英語を学び続けながら、自分なりに指導にも携わることができるよう邁進中です。
「正確・明確・簡潔」な技術英語が広まり、英語が伝わる面白さが広がるきっかけとなれれば幸いです。
最終講義で<模擬授業>に挑む本田さん
2020年度「指導者養成基礎コース」受講申込受付中です。