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2020年7月開講 添削講座3コース、募集開始!! ~添削講座活用事例インタビュー~

日本工業英語協会では、技術英語/テクニカルライティングの学習ツールとして、各種セミナーや添削講座をご提供しています。
2020年度11月検定に向けて、7月開講の添削講座の募集を開始いたします。
詳細はこちらからご確認ください。
「技術英検プロフェッショナル」レベルの学習者向けに、コースを3つご用意しております。
自分のペースで学習を進めたい方、セミナー/WEBセミナーへのご参加が難しい方は、ぜひ小会添削講座をご活用ください。

 

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ここでは小会の添削講座で学び、旧工業英検で1級合格をつかんだお二人からうかがった
添削講座を活用しての、具体的な学習法をご紹介いたします。ぜひ、ご一読ください。
※「工業英語」は2020年度より「技術英語」に名称等変更されました。インタビューの内容は、合格当時のものとなります。

 

松野 直樹さん(医師)|第117回工業英検1級合格者|

 問1.1級受験の動機を教えてください

当初は英語学習における目標のひとつとして考えていましたが、学習するうちに、翻訳の難しさ、奥深さに魅力を感じ、医療系翻訳の分野にも興味を持ちました。医師として論文を書く際にも、テクニカルライティングの技術は大いに利用できることもいい動機となりました。

 問2.1級合格までの道のりや学習法について教えてください

もともと、語学試験を英語学習のステップとして受けていた私はTOEIC 990点、実用英検1級、国連英検 特A級、全国通訳案内士(英語)、TOEFL iBT 113点などを保有していました。何はともあれまずは受験、ということで第115回を受けましたが、翻訳者・指導者としての資質が問われるⅥ・Ⅶがうまくできず1回目は残念ながら不合格となりました。一方で英語力ベースでは十分に到達している実感もありました。対策として下記の教本2冊に取り組むとともに添削講座・過去問演習を通して主にⅥ・Ⅶの対策と和訳・要約・英訳などの実力チェックを行いました。


添削課題については1題あたり15-20分を目安に時間を計って解き、提出しました。課題が返却されてきたならば、まずは解答例を確認し自分が書いた英文と比較、合格レベルかどうか大まかに自己評価しました。その後講師からの評価や指摘事項を確認し、「3Cに基づく、簡潔で誰が読んでも誤解のない英文」を書くための知識・技を学びます。講師からの指摘は簡潔かつ的確で、知識と経験により練り上げられた実力が垣間見える記載が多々あり非常に参考になりました。指摘を踏まえた上で自らの解答を書き直し、必要に応じて質問シートを用いて質問し不明点を解消しました。解答例や講師から紹介された別解を使って練習することにより表現の幅を広げることができました。そして、添削課題は時間をおいて繰り返し解くことを重視しました。添削によって教わった内容を身に付けることは、徒に問題を数多くこなすことよりも効果が高いことは間違いありません。Ⅵ・Ⅶは独力での対策が難しく、添削講座によって理解を深めることができました。


また、指摘されたことを意識して添削を受けていない問題にも取り組みました。過去問は4回分取り組み、問題ごとに時間を計って複数回解くようにしました。2回目となる第117回では時間管理に注意して取り組み、15分ほど残して確認に使うことでミスを最小限にし、無事合格することができました。合格後も実力を伸ばすために、独習に加え工業英語協会のセミナーに定期的に参加しています。添削ご担当の先生には大変感謝申し上げます。

 3.合格者としての抱負

内容的だけでなく英語の質も高い論文を書き発信していくことは勿論、海外に勉強に出て多くを吸収していきたいと思います。将来的には医学書等の翻訳や留学を希望する後進の育成(医学・英語の両面から)にも携われたらと考えています。

 

 

波多野 通広さん(東芝トランスポートエンジニアリング(株)勤務)|第119回工業英検1級合格者|

問1.1級受験の動機を教えてください

7年前突発性難聴を患い後遺症の耳鳴りで夜中に目が覚めるようになり、何かやることはないかと見つけたのが技術英語でした。
今の会社で、海外向け技術文書作成を翻訳会社や営業部門に頼るのではなく技術者自らがテクニカルライティングのスキルをもって英文を書くべきであると痛感したこともきっかけです。

問2.1級合格までの道のりや学習法について教えてください

・自力で勉強するのは無理と考え通信教育やセミナーをぺースメーカーにした。聴き取りが難しいので最初は面接試験のある1級は諦めていたが、途中で筆記1本になったので1級を目指した。
・1級の過去問題添削講座では「なぜそうするのか」という考え方のプロセスを懇切丁寧に解説いただき、大いに役に立った。
それまで、試験本番で「時間切れ」の失敗を繰り返した経験から、以下の3点を心がけながら添削課題に取り組んだ。
①各課題の解答は2ステップで作る
試験は制限時間(120分)内に全7問をまんべんなく解答する必要があるので、まず各15分/問の制限時間を設け本番のつもりで問題を解く(第1ステップ)。次に辞書や参考書を総動員し、時間無制限で自分がベストと思う解答を作りそれを提出する(第2ステップ)。そうすることで、自分のスループット(試験本番に出せる力)とポテンシャル(潜在能力)の両方を測ることができた。
②返された添削は、指導いただいた部分を参考書で復習する
指導された部分は、必ず参考書(福田先生の「速効!英文ライティング」や中山先生の「英語論文ライティング教本」等)で関連個所に的を絞って復習するようにした。(ただ読み返すよりも効果的)
③質問用紙の活用
せっかくの機会なので質問を絞り出す。(既に分かっていることの再確認も必ず新しい発見がある)
特にリライト問題などは「限られた時間でどこまで」が悩むところだが、添削講座のお陰で解答のコツを効果的に学ぶことができた。また、自分の弱点や強みを知ることができ、ポイントを絞った学習を進めることができた。

3.合格者としての抱負

・3Cは英語だけでなく日本語にも通じるコンセプトであり、社内教育を通じてこれを後進に伝え、技術英語の啓蒙を図っていく。
また、機会があれば大学等外部でも教えられるようになりたい。
・勉強していくにつれ自分の未熟さを痛感する。さらなるチャレンジとして、技術英検プロフェッショナルに合格しもっと実務経験を積み、「本物のプロフェッショナル」を目指していきたい。

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2020年7月開講の添削講座で、11月検定でのプロフェッショナル認定を目指しましょう。
詳細・お申込はこちらからどうぞ。